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この記事ではScratchを学び続けている中級者の方に向けて、マリオ風ゲームの作り方を解説します。
ステップ６の今回は、プレイヤーの体力ゲージを追加するプログラムを作ります。
Scratchの公式サイトはこちら→https://scratch.mit.edu/
以下の記事でマリオ風ゲームの作り方を７ステップに分けて詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
》【Scratch中級者向け】マリオ風ゲームの作り方完全解説
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完成品はこちら
まずはステップ６の完成品を見てみましょう。下の画面中央の旗ボタンをクリックしてください。
操作方法は次の通りです。
- 左右の矢印キーでネコを左右に動かし、スペースキーでジャンプします。
- 旗ポールに着いたらゴールです。敵は上から踏むと倒すことができます。
- 敵に当たって体力が0になったり穴に落ちたらゲームオーバーです。
- 全部で3ステージです。ステージが上がると難しくなりますよ！
スプライトを準備しよう
始めにステップ６に使うスプライトを準備します。ステップ５で作成したスプライトの他に、プレイヤーの体力ゲージとして表示するハート「Heart」を追加しましょう。
ハートのペイントエディターを開いたら、まず赤色のハートを3つ並べて「heart 3」を描きます。
次に「heart 3」を複製して、一番右のハートを紫色に変更した「heart 2」を描きましょう。
続いて「heart 2」を複製して、真ん中のハートを紫色に変更した「heart 1」を描きます。
最後に「heart 1」を複製して、一番左のハートを紫色に変更した「heart 0」を描きます。
これでスプライトが準備できました！
変数とメッセージを準備しよう
次にステップ６に使う変数とメッセージを準備します。
以下の記事で変数とメッセージを詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
》【Scratch入門】変数とメッセージを使ってアニメーションを作ろう
変数は次の1つの変数を作成しましょう。
| 変数名 | 内容 | 表示 |
|---|---|---|
| 無敵 | プレイヤーの無敵状態を表す変数 | しない |
メッセージは次の2つのメッセージを作成します。
| メッセージ名 | 内容 | 送るスプライト | 受け取るスプライト |
|---|---|---|---|
| ダメージ | プレイヤーが敵にぶつかったとき | ゴースト、こうもり | ネコ、ハート |
| ゲームオーバー | 体力ゲージが0になったとき プレイヤーが穴に落ちたとき | ターゲット、ハート | ターゲット |
これで変数とメッセージが準備できました！
「ターゲット」のプログラムを改造しよう
まずはステップ５で作成したターゲットのプログラムを改造しましょう。
旗が押されたとき
旗が押されたときのプログラムを改造する箇所は下の通りです。旗が押されたら「無敵」を0にします。
「重力」ブロック
「重力」ブロックのプログラムを改造する箇所は下の通りです。y座標が-180より小さくなったら「ゲームオーバー」を送ります。
「ゲームオーバー」を受け取ったとき
「ゲームオーバー」を受け取ったときのプログラムは下の通りです。メッセージを受け取ったらターゲットの他のスクリプトを止めます。
「ネコ」のプログラムを改造しよう
続いてネコのプログラムを改造しましょう。
「ダメージ」を受け取ったとき
「ダメージ」を受け取ったときのプログラムは下の通りです。
メッセージを受け取ったら「無敵」を1にします。
そして、明るさを40にする→0.3秒待つ→明るさを0にする→0.3秒待つ…を3回繰り返し、「無敵」を0にします。
「ゲームオーバー」を受け取ったとき
「ゲームオーバー」を受け取ったときのプログラムは下の通りです。メッセージを受け取ったらずっと「無敵」を1にします。
「ゴースト」のプログラムを改造しよう
次にゴーストのプログラムを改造しましょう。
「当たり判定」ブロック
「当たり判定」ブロックのプログラムを改造する箇所は下の通りです。敵を倒す判定でないときに「無敵」が0であれば「ダメージ」を送ります。
「こうもり」のプログラムを改造しよう
次にこうもりのプログラムを改造しましょう。
「当たり判定」ブロック
「当たり判定」ブロックのプログラムを改造する箇所は下の通りです。敵を倒す判定でないときに「無敵」が0であれば「ダメージ」を送ります。
「ハート」のプログラムを作ろう
最後にハートのプログラムを作りましょう。
旗が押されたとき
旗が押されたときのプログラムは下の通りです。旗が押されたら大きさと位置を設定して、コスチュームを「heart 3」にします。
「ダメージ」を受け取ったとき
「ダメージ」を受け取ったときのプログラムは下の通りです。
メッセージを受け取ったら次のコスチュームにして、コスチュームの番号が4（＝heart 0）であれば「ゲームオーバー」を送ります。
コスチュームの番号が4でなければ、明るさを40にする→0.3秒待つ→明るさを0にする→0.3秒待つ…を3回繰り返します。
「ゲームオーバー」を受け取ったとき
「ゲームオーバー」を受け取ったときのプログラムは下の通りです。メッセージを受け取ったらコスチュームを「heart 0」にしてすべてのプログラムを止めます。
これでステップ６のプログラムが完成しました！
まとめ
この記事ではScratch（スクラッチ）を使ったマリオ風ゲームの作り方のステップ６として、プレイヤーの体力ゲージを追加するプログラムを解説しました。
このマリオ風ゲーム【ステップ６】のScratchプロジェクトのリンクはこちらです。自分オリジナルのゲーム作りにぜひ活用してくださいね。
》マリオ風ゲーム【ステップ６】 on Scratch
ステップ６のプログラムが完成したら、以下の記事をご覧いただきステップ７にチャレンジしてみましょう！
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》【2024年最新版】小学生向けプログラミング教室3選
この記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました！
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