【アフィリエイト広告を利用しています】
この記事ではScratchを学び続けている中級者の方に向けて、タイピングゲームの作り方を解説します。
このタイピングゲームのScratchプロジェクトのリンクはこちらです。
》タイピングゲーム on Scratch
操作方法は次の通りです。
- ネコのセリフをローマ字にしたときのアルファベットが順に表示されますので、パソコンのキーボードでタイピングしましょう!
- イヌよりも早くゴールできたらゲームクリアです。
- 全部で3ステージです。タイピングの問題はランダムに出題されますよ。
このブログが本になりました!
ステップ1:リストを使ってタイピングの問題を作ろう
まず「リスト」を使ってタイピングの問題を作るプログラムを作ります。
「リスト」は、複数の変数をまとめて一度に取り扱うときに使います。
以前の記事で、「変数」はプログラムの中で使う「数」や「文字」を入れておく箱のようなものと解説しましたね。
つまり、この箱がいくつも集まったものが「リスト」です。
リストを使うには、まず「変数」カテゴリにある「リストを作る」をクリックします。
新しいリスト名に自由に名前を入力して(下の例では「リスト1」にしています)、「OK」をクリックすれば、準備OKです。
ステップ1の作り方は次の記事をお読みください。
ステップ2:リストを使ってランダムに出題しよう
次にリストを使ってタイピングの問題をランダムに出題するプログラムを作ります。
まずステップ2に使う変数とリストを準備します。
変数は次の1つの変数を作成しましょう。
変数名 | 内容 | 表示 |
---|---|---|
ランダム | 1から10のランダムな数字を表す変数 | しない |
リストは次の1つのリストを作成します。
リスト名 | 内容 | 表示 |
---|---|---|
出題順 | タイピングの問題を出題する順番のリスト | しない |
変数とリストが準備できたら、ステップ1で作成したネコのプログラムを下のように改造しましょう。
ステップ2の作り方は次の記事をお読みください。
ステップ3:制限時間を追加しよう
続いてゲームをより面白くするために制限時間を追加するプログラムを作ります。
まずスプライトは対戦相手のイヌ「Dot」と、スタート/ゴールに使うライン「Line」を追加しましょう。
そして次の1つのメッセージを作成します。
メッセージ名 | 内容 | 送るスプライト | 受け取るスプライト |
---|---|---|---|
初期化 | ゲームがスタートするとき | ネコ | ネコ、イヌ |
スプライトとメッセージが準備できたら、制限時間を追加するプログラムを作っていきます。
ステップ3の作り方は次の記事をお読みください。
ステップ4:新しいステージを追加しよう
続いて新しいステージを追加してゲームの難易度をだんだん高くするプログラムを作ります。
今回は下のように各ステージに出てくるタイピングの問題を変えて、ステージが上がると難しくなるプログラムを作っていきます。
- ステージ1 : 2文字のひらがな
- ステージ2 : 3文字のひらがな
- ステージ3 : 4文字のひらがな
始めに変数とリストを準備します。変数は次の1つの変数を作成しましょう。
変数名 | 内容 | 表示 |
---|---|---|
ステージ | ステージの番号を表す変数 | しない |
リストは次の2つのリストを作成します。
リスト名 | 内容 | 表示 |
---|---|---|
3文字 | 3文字のひらがなを使った言葉のリスト | しない |
4文字 | 4文字のひらがなを使った言葉のリスト | しない |
変数とリストが準備できたら、新しいステージを追加するプログラムを作っていきます。
ステップ4の作り方は次の記事をお読みください。
ステップ5:背景と効果音と表示文字を追加しよう
最後に背景と効果音と表示文字を追加して、いよいよすべてのプログラムを完成させます。
まず表示文字を作成しましょう。新しくペイントエディターを開いて「テキスト」を選択したら、次のように「ステージ1」「ステージ2」「ファイナルステージ」「ステージクリア」「ゲームオーバー」「ゲームクリア」のコスチュームを作成します。
「ステージ1」のコスチュームです。
「ステージ2」のコスチュームです。
「ファイナルステージ」のコスチュームです。
「ステージクリア」のコスチュームです。
「ゲームオーバー」のコスチュームです。
「ゲームクリア」のコスチュームです。
背景はゲームクリアのときに表示する背景「Light」を追加しましょう。
スプライトと背景が準備できたら、背景と効果音と表示文字を追加するプログラムを作っていきます。
ステップ5の作り方は次の記事をお読みください。
まとめ
この記事ではScratch(スクラッチ)を使ったタイピングゲームの作り方について紹介しました。
このタイピングゲーム【完成版】のScratchプロジェクトのリンクはこちらです。自分オリジナルのゲーム作りにぜひ活用してくださいね。
》タイピングゲーム【完成版】 on Scratch
ゲームをやるのも楽しいけど、作るのも楽しい!
もっと本格的なゲームを作ってみたい!
このような好奇心が芽生えたら、お子様の豊かな未来を切り拓く可能性を広げるチャンスです。
近年、プログラミング教育はますます重要視されています。
2020年度から小学校でのプログラミング教育の必修化が始まっており、また大学入試では2025年1月から大学入学共通テストにプログラミングを含む教科「情報」が出題されます。
プログラミングは創造性や論理的思考を育む素晴らしいスキルですが、親御さんがプログラミングを教える専門家でない場合、お子様が学ぶためのサポートが必要です。
その手助けとして、プログラミング教室のご検討はいかがでしょうか?
以下の記事で小学生向けのおすすめプログラミング教室を紹介していますので、合わせてご覧いただければ幸いです。一緒に、子供たちの未来を輝かせる扉を開きましょう!
》【2024年最新版】小学生向けプログラミング教室3選
この記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント