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この記事ではScratch(スクラッチ)で鬼ごっこゲームを作る方法について解説します。
効果音が出たり、ゲームオーバーやゲームクリアがある本格的なゲームですが、Scratchに始めから登録されているスプライトを使って、手軽にゲームを作ることができますよ。

ゲーム作りなんて何だか難しそう…
そのような方に向けて分かりやすく解説していますので、ぜひ最後までお読みください!
Scratchの公式サイトはこちら→https://scratch.mit.edu/
以下の記事で簡単にできる12個のゲームの作り方を詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
》【Scratch】初心者でも簡単!ゲームの作り方12選
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完成品はこちら
まずは完成品を見てみましょう。下の画面中央の旗ボタンをクリックしてください。
(音が鳴りますのでご注意ください!)
ゲームのやり方は次の通りです。
- マウスの動きに合わせてネコが動きます。
- 次々と出てくるゴーストに当たらないようにネコを動かしましょう。
- 最後に出てくるスターに触ればゲームクリアです!
スプライトと背景を準備しよう
始めにゲームに使うスプライトと背景を準備します。
スプライトは始めから出ているネコの他に、次の2つのスプライトを追加しましょう。
- ゴースト…「Ghost」
- スター…「Star」

背景は「Woods」を選択します。

続いて画面に表示させる文字のスプライトを作ります。スプライト一覧の右下にあるにカーソルを合わせて、その上の「描く」ボタンをクリックします。

下のようなペイントエディター画面に切り替わります。「テキスト(Tマークのアイコン)」をクリックすれば、文字を入力できるようになります。

以下の記事でペイントエディターの使い方を詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
》【Scratch入門】ペイントエディターを使ってカービィを描こう
では次のように「スタート」「ゲームオーバー」「ゲームクリア」の3つのコスチュームを作りましょう。
「スタート」のコスチュームです。

「ゲームオーバー」のコスチュームです。

「ゲームクリア」のコスチュームです。


コスチューム名を変えておくと、プログラムを作るときに分かりやすくなりますよ。
これでスプライトと背景が準備できました!
変数を準備しよう
次にゲームに使う変数を準備します。
変数とは、プログラムの中で使う数や文字を入れておく箱のようなものです。
以下の記事で変数を詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
》【Scratch入門】変数とメッセージを使ってアニメーションを作ろう
このプログラムでは、下のように「ゴースト」という名前の変数を作成します。

「ゴースト」変数はゴーストが出てきた回数を表す変数です。
メッセージを準備しよう
次にメッセージを準備しましょう。
メッセージは他のスプライトやステージに合図を送るときに使います。
以下の記事でメッセージを詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
》【Scratch入門】変数とメッセージを使ってアニメーションを作ろう
このプログラムでは、下のように3つのメッセージを作成します。
メッセージ名 | 合図 | 送るスプライト | 受け取るスプライト |
---|---|---|---|
スター | ゴーストが20回出てきたとき | ゴースト | スター |
ゲームオーバー | ネコがゴーストに触れたとき | ゴースト | ネコ、表示文字 |
ゲームクリア | ネコがスターに触れたとき | スター | ゴースト、表示文字 |
「ネコ」のプログラムを作ろう
それではネコのプログラムから作っていきましょう。
旗が押されたとき
旗が押されたときのプログラムは下の通りです。

旗が押されたら、大きさと最初の位置を設定して、回転方法を左右のみにします。

そして、マウスのポインターへ行くのをずっと繰り返します。

また旗が押されたら、次のコスチュームにして0.5秒待つのをずっと繰り返しましょう。

「ゲームオーバー」を受け取ったとき
「ゲームオーバー」メッセージを受け取ったときのプログラムは下の通りです。
メッセージを受け取ったらスプライトの他のスクリプトを止めましょう。

「ゴースト」のプログラムを作ろう
次にゴーストのプログラムを作りましょう。
旗が押されたとき
旗が押されたときのプログラムは下の通りです。

旗が押されたら、「ゴースト」変数を0にして回転方法を左右のみにして隠します。

1から3までの乱数秒待ってから自分自身のクローンを作って「ゴースト」変数を1ずつ増やします。この動きを20回繰り返しましょう。

以下の記事でクローンや乱数を詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
》【Scratch入門】クローンと乱数を使ってアニメーションを作ろう
最後に5秒待って「スター」メッセージを送ります。

クローンされたとき
クローンされたときのプログラムは下の通りです。

クローンされたら、もし「ゴースト」変数を2で割った余りが0(つまり偶数のとき)なら、x座標を-100から100までの乱数、y座標を150にします。

そうでないとき(つまり「ゴースト」変数が奇数のとき)、x座標を-100から100までの乱数、y座標を-150にします。

コスチュームを「ghost-a」にして表示したら、大きさを10%にして、大きさを3ずつ変えるのを10回繰り返しましょう。

そしてネコに触れるまでネコへ向けて2歩動かすのを繰り返し、最後に「ゲームオーバー」メッセージを送ります。

「ゲームオーバー」を受け取ったとき
「ゲームオーバー」メッセージを受け取ったときのプログラムは下の通りです。
メッセージを受け取ったらスプライトの他のスクリプトを止めます。

「ゲームクリア」を受け取ったとき
「ゲームクリア」メッセージを受け取ったときのプログラムは下の通りです。
メッセージを受け取ったら、コスチュームを「ghost-c」にして、大きさを-3ずつ変えるのを10回繰り返して隠しましょう。

「スター」のプログラムを作ろう
次にスターのプログラムを作りましょう。
旗が押されたとき
旗が押されたときのプログラムは下の通りです。
旗が押されたら隠します。

「スター」を受け取ったとき
「スター」メッセージを受け取ったときのプログラムは下の通りです。
メッセージを受け取ったら、どこかの場所へ行って表示し、ネコに触れるまで待ってから「ゲームクリア」メッセージを送りましょう。

「表示文字」のプログラムを作ろう
最後に表示文字のプログラムを作りましょう。
旗が押されたとき
旗が押されたときのプログラムは下の通りです。
旗が押されたら、位置を設定してコスチュームを「スタート」にして表示し、1秒待ってから隠します。

「ゲームオーバー」を受け取ったとき
「ゲームオーバー」メッセージを受け取ったときのプログラムは下の通りです。
メッセージを受け取ったらコスチュームを「ゲームオーバー」にして表示し、終わるまで「Lose」の音を鳴らしてからすべてのプログラムを止めましょう。

以下の記事で音の鳴らし方を詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
》【Scratch入門】音を鳴らすプログラムを作ってみよう
「ゲームクリア」を受け取ったとき
「ゲームクリア」メッセージを受け取ったときのプログラムは下の通りです。
メッセージを受け取ったらコスチュームを「ゲームクリア」にして表示し、終わるまで「Win」の音を鳴らしてからすべてのプログラムを止めましょう。

これで全てのプログラムが完成しました!
まとめ
この記事ではScratch(スクラッチ)を使った鬼ごっこゲームの作り方について紹介しました。
プログラムの理解が深まったら、次は下のような改造にもぜひチャレンジしてみてください。
- ネコが動く速さを変えてみよう。
- ゴーストが出てくる場所を変えてみよう。
- ゲームクリアする条件を変えてみよう。
この鬼ごっこゲームのScratchプロジェクトのリンクはこちらです。自分オリジナルのゲーム作りにぜひ活用してくださいね。
》鬼ごっこゲーム on Scratch

ゲームをやるのも楽しいけど、作るのも楽しい!

もっと本格的なゲームを作ってみたい!
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》【2025年最新版】小学生向けプログラミング教室3選
この記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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